2011年12月29日

国葬後の金正日総書記の遺体、永久保存へ!?遺体の永久保存を可能にする技法『エンバーミング』とは?

28日、北朝鮮の平壌で先日急死した金正日総書記の国葬が行われた。

金正日総書記の遺体は、父の故金日成主席と同様に永久保存される見込み。

韓国メディアが報じたところによると、北朝鮮は毛沢東やレーニン、そして父の金日成主席の永久保存を手がけたロシアのエンバーマーを招請し、永久保存が実施されるという。

金正日総書記の永久保存にかかる費用は、最初の防腐処理に100万ドル、年間の維持費用が約80万ドルとされる。

父親の金日成主席の維持費用と合わせて年間約160万ドル(約1億2500万円)かかる計算だ。



人民が飢えに苦しむなかで、本当はそんな無駄な費用はかけられないはずなのですが……。

そこは北朝鮮。党の上層部が決定したことは、たとえ非常識でもまかり通ってしまいます。

国家運営において「無理が通れば道理が引っ込む」ことがあってはならないはずなのですが、今回のことで北朝鮮は私たちの常識は通用しない国であることを再認識させられました。


人民は飢えのあまり人の肉を食べているとの報道もあります。

死してもなお、人民を苦しめる金正日総書記。


今回の国葬により正恩氏への世襲を国内外へ印象付けた北朝鮮ですが、北朝鮮労働党による独裁体制は変わらないでしょう。

私たちは北朝鮮が自ら変わってくれることを祈るしかないのでしょうか。



◆ 遺体を長期保存する技法『エンバーミング』とは?


この金正日総書記の永久保存を可能にするのは、「エンバーミング」という聞きなれない技術です。

これはどんなものなのでしょうか?ちょっと調べてみました。


■ エンバーミングとは?


エンバーミング(embalming)とは、遺体に消毒や防腐剤注入などの保存処理を施して長期保存を可能にする技法のことで、必要に応じて遺体の修復を行ったり、身なりを整えたりもする。


『永久保存の技法』として注目を浴びている『エンバーミング』だが、本来は遺体の保全と遺体を介しての感染症の予防を目的として発展した技術だという。


たとえば、遠隔地で亡くなった場合、日本では現地で火葬して遺骨を自宅まで持ち帰るのが一般的だ。

しかし、宗教上の理由から土葬が主流となっている欧米では、遺体をそのまま長距離輸送することになる。

このような場合、遺体は時間と共に腐敗が進み、異臭を発したり、遺体からの感染症のリスクが高まったりといった問題が起こる。

特に、肺炎などの細菌による感染症で亡くなった人の遺体には、その原因となった危険な細菌が残存しており、遺体への接触や遺体から滲出した体液・腐敗汁などによって感染症が広がるおそれがある。


『エンバーミング』は、こうした懸念を払拭するための技法として発展していったものだ。


ところが、この技法は、定期的に殺菌や防腐処理を行うことにより、半永久的に遺体の状態を保持することが可能な技法でもあった。

『エンバーミング』は、カリスマ的な指導者の死後、求心力の低下を危惧する社会主義国とって、格好の技法だったのだろう。

やがてこの技術は社会主義国で求心力維持のために利用されるにようになったという。

そして、現在でもロシア革命の指導者レーニンや中国の初代主席の毛沢東、北朝鮮の金日成といったそうそうたる面々が、生前の姿をとどめたまま保存されている………。


■ エンバーミングの行程



エンバーミングは、医学と葬儀の知識を持った専門家であるエンバーマー(Embalmer)により、以下の行程で行われている。



1.全身の消毒処理、及び洗浄を行う。
2.遺体の表情を整え、必要に応じて髭を剃るなどの処理を行う。
3.遺体に少切開(主に頸部など)を施し、動脈より体内に防腐剤を注入。同時に静脈より血液を排出する。
4.腹部に約1cmの穴を開け、そこから鋼管を刺し胸腔・腹腔部に残った体液や、腐敗を起こしやすい消化器官内の残存物を吸引し除去する。また同時にそれらの部分にも防腐剤を注入する。
5.切開を施した部位を縫合し、事故などで損傷箇所がある場合はその部分の修復も行う。この時、切開を行った部分にはテープ等を貼り目立たなくする。
6.再度全身・毛髪を洗浄し、遺族より依頼のあった衣装を着せ、表情を整え直した上で納棺する。

(wikipediaより引用:以上の処理により常温で数日〜2週間ほど安全に保存が可能となるというが、日本ではドライアイスを使って0度前後で低温保存するのが一般的のようだ。)



以上の行程を見ると、かなり医学的な処置が行われることがわかる。

遺体の内側と外側両方からの滅菌処理、血液などの体液、胃や腸に残った消化途中の食べ物の除去、防腐剤注入など、徹底的な処理が行われている。

当然、これらの処理を実施するために体にメスを入れる必要もあるので、死体損壊罪などでの訴追を避けるための法整備も欠かせない。


各国(地域)におけるエンバーミングの状況(日本遺体衛生保全協会のHPより引用)


実施率(%)
アメリカ合衆国 90〜95
カナダ 90〜95
英国 70
北欧 75
ベルギー 4〜5
フランス 30
ヴェネズエラ 50
西アフリカ 4〜5
オーストラリア 25〜30
ニュージーランド 25〜30
シンガポール 70

(1992年8月調査)



エンバーミングの普及が進んだアメリカでは、州レベルの法整備やエンバーマーの教育・資格制度が整備され、エンバーミングを実施しやすい環境が整えられている。

それでは、近年、徐々にエンバーミングの普及が進む日本ではどうなのだろうか。


◆ 日本で普及を進める日本遺体衛生保全協会。日本のエンバーミングの現状と今後の課題は?



日本では遺体の修復や保存に関する需要の高まりを受けて、1994年に葬儀業界の団体「日本遺体衛生保全協会(IFSA)」が設立され、エンバーミングの普及に向けた活動が始まっている。


日本遺体衛生保全協会の調査によると、2002年のエンバーミング実施数は12204体。

この年までの累計で9万件を超えるなど、日本でも着実に普及が進んでいるようだ。

(参考: 日本への導入経緯(IFSA))


その一方で、現在でも、日本の葬儀社が提供している「エンバーミング」の多くは、アメリカやカナダの州資格を所持したエンバーマーが実施している状態で、日本ではまだ現時点では公的な資格も設けられていないなど、さらなる普及には課題も多い。


また、日本では普及が進んだアメリカとは異なり、エンバーミング実施のための十分な法整備が行われていない。

このため、日本でのエンバーミングの実施にあたっては、その違法性について指摘されることもある。


■ エンバーミングは日本では違法?


アメリカではエンバーミングが実施しやすいように法整備が行われているが、日本では法整備は全く行われていない。

このため、遺体にメスを入れることもある「エンバーミング」では、刑法190条の死体損壊罪での刑事訴追が懸念されている。

しかし、判例では、「『日本遺体衛生保全協会(IFSA)』の設けた厳格な基準を満たし、遺族の自由意志の元に行われたものであれば、医学資格のないものがエンバーミングをおこなっても違法行為とはいえない」との見解が示されている。


ただし、同じ判例では、「遺体への切開や縫合を伴うエンバーミングでは、医学に関する国家資格を有するものが行うことが望ましい」とも述べられており、医学的な知識を持たないものによる安易な施術に対して釘をさしている。


日本遺体衛生保全協会の基準

1. 本人またはご家族の著名による同意に基づいて行うこと。
2. IFSAに認定され、登録されている高度な技術能力を持った技術者によってのみ行われること
3. 処置に必要な血管の確保及び体腔の防腐のために最小限の切開を行い、処置後に縫合・修復すること。
4.処置後のご遺体を保存するのは50日を限度とし、火葬または埋葬すること。


以上の基準を満たすためには、医学的知識と葬祭の知識を兼ね備えた優秀なエンバーマーの養成が不可欠といえる。

これに対して日本遺体衛生保全協会は、どのような取り組みをしているのだろうか。


■ 日本のエンバーミングの今後は?


医学的な専門的な知識と葬儀の専門知識を兼ね備えた人材の育成。

この課題に対して、日本遺体衛生保全協会(IFSA)は独自に養成機関「エンバーミング養成カレッジ」を開設している。


エンバーマー養成カレッジの募集要項(IFSA)

http://www.embalming.jp/html/06-3-1.html

(受講期間は2年で学費は200万円程度。応募には高卒程度の学力が必要で、入学には面接と学科試験をパスする必要があるようです)


また、エンバーミングについての理解を深めてもらうために独自の動画を作成している葬儀社もある。


エンバーミングをご存知ですか?


(鈴木葬儀社の製作したエンバーミングについての説明動画。同社は、エンバーミングのサービスを提供する日本で数少ない葬儀社の一つ。ちなみに同社では20万円代でエンバーミングを行っているようです。なお、同社のホームページ(上記リンク)ではエンバーミングの行程も詳しく紹介されています。)



日本のエンバーミングは、「故人との穏やかな惜別の時を過ごしたい」という家族の要望を応えるためのサービスという位置づけのようです。

養成機関により、今後、海外の技術と日本の葬儀の専門的知識を得たエンバーマーが続々と誕生すると思われます。

火葬が主流の日本では、葬儀費用をさらに増やしてまで遺体を保存するという発想に行きにくい面もあります。

しかし、不慮の事故や突然の病気で、不意の別れが訪れたとき、すぐに火葬することに抵抗を感じる人は少なくないように思えます。

「エンバーミング」はそんな人たちに、一つの選択肢を提供する技法として少しずつ浸透していくのかもしれませんね。


新しい葬送の技術 エンバーミング ―遺体衛生保全 悲しみを越え、心に残る思い出を(amazon)

関連記事

北朝鮮で人肉が販売されていた!?食糧難が食文化に与える影響も


参考サイト

遺体、永久保存か 親子で年間1億円、批判も(MSN産経ニュース)

エンバーミング(wikipedia)

日本遺体衛生保全協会

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2011年12月25日

文部科学省が2010年度の精神疾患による休職者数を発表!?文部科学省が掲げる「家庭教育支援」の内容は?

文部科学省は、22日、平成22年度(2010年度)の教育職員の懲戒処分や休職状況に関する調査の結果を公開した。

この調査によると、平成22年度にうつ病などの精神疾患で病気休職した教師は前年度から51人減少して5407人となり、18年ぶりに前年を下回ったという。

文部科学省の担当者は、今年の調査で精神疾患による休職者の増加傾向に一定の歯止めがかかったことについて、「(各教育委員会による)相談窓口の整備や復職支援が成果を上げた結果」と分析している。

しかし、文部科学省は、精神疾患による休職者数は依然として5000人を超える高い水準であるとし、教育現場へのさらなるメンタルへルス対策を充実させるために、来年1月下旬に教職員のメンタルヘルス対策の専門家会議を立ち上げ、取り組みを強化する方針だ。


病気休職者数等の推移(平成13年度〜平成22年度)

(文部科学省の資料より引用)

年度\集計対象 在職者数 病気休職者数(精神疾患を含む) 精神疾患による休職者数
13 927,035 5200 2503
14 925,938 5303 2687
15 925,007 6017 3194
16 921,600 6308 3559
17 919,154 7017 4178
18 917,011 7655 4675
19 916,441 8069 4995
20 915,945 8578 5400
21 916,929 8627 5458
22 919,093 8660 5407

(過去10年間の病気休職者の推移。10年間で精神疾患による休職者は倍増している。年代別では50代以上の教員が39.8%で最も多く、2位の40代が33.8%と、40代以上の教員が7割以上を占めている。 また、文部科学省は、病気休職者数の増加についても、教員全体の高齢化にあると分析している。)


年度\集計対象 在職者に占める病気休職者の割合(%) 在職者に占める精神疾患による休職者の割合(%) 病気休職者に占める精神疾患休職者の割合(%)
13 0.56 0.27 48.1
14 0.57 0.29 50.7
15 0.65 0.35 53.1
16 0.68 0.39 56.4
17 0.76 0.45 59.5
18 0.83 0.51 61.1
19 0.88 0.55 61.9
20 0.94 0.59 63.0
21 0.94 0.60 63.3
22 0.94 0.59 62.4

(病気休職者に占める精神疾患休職者の割合は10年間で約15%増加。近年は6割台前半で推移している。)


精神疾患による休職発令時点での所属校における勤務年数(文部科学省の資料より引用)

2010年度文部科学省の資料より引用.png

(転勤による精神疾患発病の影響を探るために、今回初実施された調査。この表からは、約4割が1年未満、およそ半数が2年で精神疾患で休職していることがわかる。 文部科学省の担当者は、「人間関係など環境の変化でストレスを抱えるケースが多いのではないか」と分析している。)





1990年代後半から教育現場では『学級崩壊』が叫ばれ出し、2007年には「モンスターペアレント」が流行語になるなど、年々、教員を取り巻く環境は過酷なものになっています。


さらに、先日シマンテックが発表した「ノートン・ファミリーレポート2011」では、教員を襲う「サイバー餌付け(ネット餌付け)」の実態が報告され、教育現場では、ソーシャルメディアの普及による新しい問題も起こっています。


今回の調査では教員の精神疾患による休職者の増加傾向には、一定の歯止めがかかった形ですが、文部科学省による対策やそれぞれの学校での対応だけでは、対症療法でしかないというのも事実。


一般に、こうした問題では要因の一つとして「家庭の教育力の低下」が挙げられますが、 最近の「家庭の教育力の低下」は、地域のつながりの希薄化や、経済情勢や雇用環境の悪化など、社会環境の変化に起因するところもあるので、保護者にそのすべての責任を負わせるのは酷といえます。



そんな中、今年5月、文部科学省は、これまで行ってきた文部科学省の「家庭教育支援」の施策を検証・評価し、今後の施策の策定に生かすために、子どもの教育に関わる各分野の専門家で構成される「家庭教育支援の推進に関する検討委員会」を発足しました。

近年、児童虐待の増加など、家庭をめぐる問題の複雑化や、少子化の進展という喫緊の社会的課題が山積する中、これまでの家庭教育支援を見直し、現状に即した新しい支援のあり方を探っていくことが目的のようです。


この成果が今後の施策にどのように生かされるのかは分かりませんが、実効性のある支援を期待したいですね。


◆ 文部科学省が開設した家庭教育支援のためのホームページ。その内容は?


なお、社会全体で支え合う家庭教育支援の取組みを推進する文部科学省では、以下のようなホームページを開設しています。


子どもたちの未来をはぐくむ家庭教育

http://katei.mext.go.jp/index.html


このページでは、子どもを実際育てる「お父さん」と「お母さん」、家庭教育を支援する「地域のサポーター」、子育てをしやすい職場環境を作る義務がある「企業」など、それぞれの視点からどのように「家庭教育」を推進していくか、そして現在どのような活動が行われているのかについて、様々な情報提供を行われています。


中でも、子どもを育てるに当たって親が心がけるべき大切なことを網羅した「家庭教育手帳」は、ちょっと理想主義的な印象があるものの、漫画も掲載されていて読みやすい内容になっています。

(『家庭教育手帳』はこのページのリンクから閲覧できます)

今現在、子育てに悩むご両親にとってはこうした手引書はあまり役に立たないように思えますが、子どもの教育方針について夫婦で話しあうきっかけにはなるのかもしれませんね。


関連記事

シマンテックが「ノートンファミリーレポート2011」を公開!ゲーム感覚で生徒が教師を追い詰める『サイバー餌付け』とは?

参考サイト

平成22年度 教育職員に係る懲戒処分等の状況について(文部科学省)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1314343.htm

精神疾患:教員の休職、18年ぶり減 文科省「依然、高い水準」(毎日.jp)

家庭の教育力の向上(文部科学省のhp)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/1246352.htm


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2011年12月23日

Youtubeの2011年の年間再生回数ランキングで米国の少女の音楽ビデオが一位!?日本の年間再生回数一位に選ばれたCMとは?

動画共有サイトYoutubeで、20日、2011年の年間再生回数ランキング(MOST WATCHED VIDEOS OF THE YEAR)が発表された。

第一位はネット上や米タイム誌で酷評されたことで話題となったアメリカ・カリフォルニア州在住の13歳の少女「レベッカ・ブラック」さんのミュージックビデオ「Friday」だった。

このランキングは、1年の投稿動画を振り返るYoutubeのチャンネル「Youtube REWIND」内で、毎年発表されているもので、サイトではレベッカさんが一位となったグローバルランキング(WorldWide)と国ごとのランキングを閲覧できる。


一位のレベッカさんのミュージックビデオは、彼女の母親に依頼されたロサンゼルスの音楽会社「アーク・ミュージック・ファクトリー(Ark Music Factory)」 が製作・アップロードしたもので、今年2月にYouTubeに投稿された。

その後、アメリカのコメディアンのブログで紹介されて注目を浴びたこの動画は、ネットユーザの音楽ブログで「最低の曲ではないか」と酷評され、さらに、米タイム誌ではこの曲は「大失敗」であり、ビデオについては「笑ってしまうほど恐ろしい」と評されるなど、マイナスの評価が広がった。


ところが、こうしたマイナスの評価は逆に動画への注目度を高める結果となり、YouTubeの動画再生数は急増。今回の年間再生回数第一位につながったようだ。



今回の再生回数ランキング1位の獲得により、レベッカさんの動画はさらに再生数は伸ばし、今も続々とコメントが寄せられ、既にコメント数は20万を超えています。

しかし、そのほとんどが殺伐としたものばかり。

もちろん、歌手として活動するからには、こうした批判的な言葉に晒されることもある程度は仕方がない面もありますが、炎上状態のコメント欄を見るとストレスの発散が目的の人も多いような気がしますね。



Rebecca Black - Friday - Official Music Video

(YouTube再生数ランキングで第一位となったレベッカ・ブラックさんの「Friday」のミュージックビデオです。

私は洋楽に詳しくないのでよくわかりませんが、いたって普通の曲のように思えます。

とはいえ、13歳のレベッカさんが、厚めの化粧をして仲間と共に夜の街に繰り出す姿を見ると、「不良少女」の歌といった印象を与えるのも事実。

また、YouTubeの動画ページには「まるで売春婦のようだ」というコメントもあり、道徳的な観点から見て眉を潜めている人も少なくないようです。曲の酷評はこうした感情的な理由もあるのかもしれませんね。)



◆ 「YouTube Rewind 」年間再生回数ランキング、日本の一位は?


一方、日本における2011年の年間再生回数第一位は、今月9日に「第51回ACC CMフェスティバル」で最高賞の「総務大臣賞ACCグランプリ(テレビCM部門)」を受賞した九州新幹線のCM「九州新幹線全線開通 総集編」でした。


特別篇 180秒

(2011年2月20日、九州新幹線全線開業を記念して走った「レインボー新幹線」に向かって、1万5000人を超える九州各地の人々がウェーブする姿を撮影した映像は、編集されてJR九州のCMとなりました。

新幹線の沿線に住む住民が新幹線に向かって手を振る光景は、地元の人の団結力を感じさせます。これは東日本震災前に撮影されたもののようですが、日本人の技術力と『絆』の強さを実感させてくれますね。)


東日本大震災発生後、日本はもう再起不能なのではないかという不安に打ちひしがれた人も多かったのではないでしょうか。

そんな中でこの動画を見て勇気をもらい、震災の発生により失いかけた日本人としての『誇り』をもう一度取り戻せたという人も多かったようです。


見てくれ世界。
これが日本の技術、
これが日本の民だ。まだまだ日本は死なない。

(YouTubeコメント欄より引用)

東日本大震災に見舞われ、東北地方に甚大な被害をもたらした今年、日本全国に充満した沈鬱な空気を払拭しようと、著名人のコメントを集めたCMが頻繁に流されましたが、あまり心に届かなかったという人も多いのではないでしょうか。


抽象的な言葉よりも人の心に伝わるのは、やっぱり具体的な「行動」。

このCMはそういう当たり前のことを改めて感じさせてくれますね。


参考サイト

ACC CMフェスティバル、テレビCM部門グランプリはJR九州「九州新幹線開業」(アドバータイムズ)

YouTube Rewind

posted by 残照 at 00:52| Comment(0) | 統計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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