2013年06月12日

速さよりも母親との絆が試される!?アメリカではテレビ放送もされる赤ちゃん競技とは?

日本では赤ちゃんを土俵にのせてどちらが先に泣くかを競う「泣き相撲」が、古来より日本全国で行なわれおり、日本ではこれが最も有名な「赤ちゃん競技」といえるだろう。


こうした赤ちゃんが主役となる行事は世界中にたくさんあるが、世界で最もポピュラーな「赤ちゃん競技」の大会が、今月1日リトアニアで行なわれた。

上のAFPの記事で紹介されているのは、毎年6月1日の「国際子供の日(International Children’s Day)」にリトアニアで行なわれている「はいはい競争(Baby Crawling Contest)」。14回目を数える今大会でも大勢の親子が参加したようだ。


Babies Race to Be "Fastest Crawler in the Land"

(2012年のレースの様子を撮影した動画。[コピーライトマーク NTDTV])


「はいはい競争」は、赤ちゃんがゴール地点にいる母親のもとにゴールするまでの速さを競う競技で、はいはいの速度よりもゴール地点にいる母親が気まぐれな赤ちゃんの興味をいかに引きつけることができるかが、勝利のポイントになる。

親なら誰しも抱くであろう「うちの子が一番」という思い刺激するこの競技は、世界中の親たちを熱くするようで、現在ではイベントの催し物の一つとして世界各地で開催されている。


■ アメリカの「はいはい競争」はテレビショーになっている!?

アメリカでは、近年、素人が様々な企画に挑戦する様子を撮影して「筋書きのないドラマ」を視聴者に見せる「リアリティ番組」が人気を集めている。

(参考:アメリカのテレビのリアリティ番組 リアリティ番組の最近の傾向(アメリカ生活101),やっぱり家族もの? 米人気リアリティ番組のすごい内容(サイゾーウーマン))

「自分の子が一番」と信じて疑わない、どこにでもいるような母親と、自分がレースに参加していることすら認識していない純粋無垢な赤ちゃん。

ゴール地点から必死で呼びかける母親の求めに応じて順調にコースを進んでいた赤ちゃんが、突如、ゴール直前で止まり、後ろから猛然と進んできた他の子に追い抜かれて優勝を奪われる。


こうしたドラマチックなシーンが頻発する「はいはい競争」は、「リアリティ番組」に通じるものがあるようで、 昨年にはテレビ番組の企画として大会が開かれている。


Diaper Derby: Babies Crawl Their Way to Victory

(米ABCの朝の報道・情報番組「Good Morning America(GMA)」が行った「Good Morning America Diaper Derby 2012」の様子を収録した動画。[コピーライトマーク abcNEWS])

(参考:Good Morning America Races Adorable Babies For Inaugural ‘Diaper Derby’(MEDIAITE))


1975年から約40年の歴史を持つ米ABCの朝の情報番組「Good Morning America」。

「はいはい競争(Diaper Derby:おむつダービー)」は、この番組の1コーナーとして企画されたもののようで、上記の動画のレースは昨年(2012年)10月に行なわれたもの。テレビ番組とあってか、ちょっと過剰ともいえる参加者(赤ちゃん)紹介と、カラフルなコースが印象的だ。


ちなみに、日本では関東地方を中心に全国90店舗以上を展開するベビー用品チェーン「アカチャンホンポ(赤ちゃん本舗)」が全国の支店で定期的に「ハイハイレース」を開催しています。


出場できるのは「はいはいができる未歩行の赤ちゃん」のみで、母親は3メートル離れたゴール地点で道具を使わずに赤ちゃんを誘導することが求められます。

海外では賞金がもらえる大会もあるようですが、この大会はあくまでも「親と子のコミュニケーション」と「親同士の交流」が目的。便宜上順位を付けるようですが、順位よりも楽しむことに重点が置かれているようです。


なお、「ハイハイレース」については以下の公式サイトに詳細に記載されています。参加予約もこのサイトから行えるので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。


ハイハイレース 開催概要(アカチャンホンポ))


参考サイト

泣き相撲(wikipedia)

グッド・モーニング・アメリカ(wikipedia)

子供の日(wikipedia)

ハイハイレース(アカチャンホンポ)

posted by 残照 at 21:09| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

チーズを追いかけて斜面を転がり落ちる大会!?今年優勝した忍者は何者?

おじいさんが取り落としたおむすびは、山の斜面をコロコロと転がっていき、やがて地面に開いたネズミの穴に吸い込まれていった。

すると、ネズミの穴からは突然の「贈り物」に歓喜するネズミたちの声が聞こえてきて……。

これは日本に古来より伝わるお伽話「おむすびころりん」の冒頭の一節。

童謡「ずいずいずっころばし」でも歌われているように、日本のネズミはお米が大好きというイメージが定着していた。

一方、欧米ではネズミがチーズを美味しそうにたべる姿が漫画やアニメで描かれており、「ネズミはチーズ好き」というイメージが定着しているのではないだろうか。

ところが、今年1月、イギリス・マンチェスター大学の研究チームが、実はネズミにとってチーズは苦手な食べ物であるとの論文を発表して話題となった。

(参考:衝撃的事実! 実はネズミは「チーズが苦手」らしい(Pouch))


ちょっと脱線してしまったが、イギリスでは毎年この時期、斜面を転がり落ちるチーズを追いかけて、参加者たちが猛スピードで斜面を下るという、「おむすびころりん」さながらのイベントが開催されている。


英イングランド・グロスターシャー州の州都グロスターの近くにあるクーパーズヒル(Cooper’s Hill)。

自然豊かなこの地では、毎年この時期に「チーズ転がし祭り(The Cooper’s Hill Cheese-Rolling and Wake)」が開催されている。


斜面を転がした円型のチーズを、参加者が全力で追いかけるこの祭りは、200年以上前から行なわれていたという記録も残るが、現在では国際的にも広く知られており、毎年国内外から大勢の参加者や見物客が訪れる。

一見して楽しそうなイベントだが、参加者は優勝目指して急峻で足場の悪い斜面を全力で駆け下りるため、毎年怪我人が続出する非常に危険な大会となっている。

Double Gloucester Cheese

(地元産のダブルグロスターチーズ。[コピーライトマーク Mark Riley] 。以前は本物が大会で用いられていたが、現在ではプラスチックスのレプリカが使用されている。優勝者には、このレプリカと8ポンド[約3.6kg]の本物のチーズが贈られるという。)


今年(2013年)のレースは、「男性の部」、「女性の部」、丘を上る速さを競う「シニアアップヒルレース」の3種目で行なわれ、参加者の多い男性の部は4部に分けて行なわれた。

今大会は海外勢の活躍が目立ち、第2レースでは豪サウスウェールズ州の男性。 第4レースでは忍者に扮した日本人男性(39)が優勝している。


第4レースでは参加者の男性がコース上で動けなくなるアクシデントが起こり会場は騒然となったが、男性は脚を骨折しただけで大事には至らず、2013年の大会は無事に幕を閉じた。大会は来年も開催予定で、現在来年の開催に向けたスポンサーを募集しているという。

Cheese Rolling  - Cooper's Hill

(今年第4レースで優勝した忍者。[コピーライトマーク Fabiola Partyka])

Gloucestershire Cheese Rolling 2013

(2013年のイベントの映像。[コピーライトマークSoGlos]。チーズを転がした後に、参加者たちは全力でそれを追いかけるが、実際に急峻な斜面を猛スピード(最高時速112km)で転がり落ちるチーズに追いつけないことも多い。このため、レースは最も早くエンドラインに到達した人が優勝となるルールも設けられているようだ。)


ちなみに、この祭りに触発された人々によって、イギリス以外の国々でも同様のイベントが開催されています。

日本ではテレビのバラエティ番組でこのイベントが取り上げられたこともあってか、2010年に日本農工大学の自転車部の学生が学園祭のイベントの一環として行ったそうです。

(参考:Tribute Events Tokyo(Cheese-Rolling in Gloucestershire:英語))


学生特有の「軽いノリ」で実施したのだとは思いますが、伝統的なチーズの産地ではない日本で同じイベントを行うのは、地元の名物を使うというこのイベントの趣旨から乖離しているような気がします。


たとえば、チーズの代わりにお餅を円型に固めたものを利用するなど、ただそのまま真似するのではなく、日本流に工夫することはできたはずです。

海外のものをただ真似するだけでなく、さらに工夫して発展させることによって日本は経済発展を成し遂げました。

未来の日本を担っていく大学生たちにはもう少し頑張って欲しいものですね。

参考サイト

グロスターチーズ(wikipedia)

チーズ転がし祭り(wikipedia)

おむすびころりん(wikipedia)

おむすびころりん(みんなが知ってる日本の有名な話)

Cheese-Rolling at Cooper's Hill 2013(Official Site)

posted by 残照 at 06:28| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月27日

「漁師の友達」は障害物レース好き!?ドイツでGWに開催される「フィッシャーマンズフレンド・ストロングマンラン」とは?

ハーフマラソンに匹敵する約22kmの長距離コース。

コースには泥の沼や高い壁、胸まで浸かってしまうほど深く巨大な池など、参加者の体力を奪う様々な障害が設置されている。

押し寄せる群衆。響き渡る歓声。奇抜な格好で微笑を浮かべながら走る男女。

果たしてあなたはこの過酷で楽しいレースに耐えられるだろうか。

2013年4月14日、スペイン南部マラガ(Malaga)近くのアロサイナ(Alozaina)で、大規模な障害物競争「フィッシャーマンズフレンド・ストロングマンラン」が開催された。

「史上最強のミントキャンディー」として世界的に有名な「フィッシャーマンズフレンド(Fisherman’s Friend)」が主催するこのイベントは、2007年のドイツでの初開催以来、毎年開催されている。

現在では、ドイツの他にもイギリスやフランス、イタリア、ニュージーランドなど、世界各地で行なわれる人気のイベントに成長している。


■ 1万人以上が参加!?世界最大のストロングマンランとは?

このレースの起源は、2007年にドイツで初めて開催された「FISHERMANʼS FRIEND STRONGMANRUN」。

当初は1600人程が参加する小規模な大会だったが、年々規模と参加者数が拡大し、現在では毎年1万以上が参加する世界最大のストロングマンランとなっている。

Fisherman's Friend Strongmanrun 2012 Germany, Nürburgring - Official Movie

(2012年のレースの様子を撮影した動画。[コピーライトマーク strongman0980]。ドイツのストロングマンランは、参加者の体力を奪う15の障害物が設置された約11kmのコースを2周、合計約22kmを駆け抜ける超過酷なレースだが、近年は1万人を超える男女が参加している。

また、このレースには制限時間が設定されており、4時間以内でゴールしなければならないので体力とスピードが要求される。

参加の条件は18歳以上の健康な男女。陸上クラブなどに所属している必要はなく個人参加も可能だ。

参考→ 7. FISHERMANʼS FRIEND STRONGMANRUN (PDF))


ちなみに、ドイツのレースは毎年日本のゴールデン・ウィークに開催されているようで、2013年は5月4日にニュルンベルク(Nuerburging)で開催されます。

詳細は以下の公式サイトに掲載されています。

今年は既に参加受付は終了しているようですが、ゴールデン・ウィークにドイツを訪れるという方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


Fisherman’s Friend Strongman Run (Official Site)


参考サイト

Fisherman's Friend(wikipedia)

FISHERMAN’S FRIENDS(Official Site)


フィッシャーマンズフレンド エクストラストロングミント(白)

(1865年に英国フリートウッドで生まれた強烈なミントキャンディー「フィッシャーマンズ・フレンド(Fishermans Friend)」は、航海中の喉の痛みや船酔い防止に絶大な効果があるとされ、「漁師の友」として長年親しまれてきた。現在では、世界100ヶ国以上で販売されており、日本にも輸入されている。)

posted by 残照 at 05:03| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。