2012年02月21日

フランスの幼稚園が読み書き教育にTwitterを導入!?新しい教育法を取り入れたこの幼稚園の先生の思いとは?

フランス・ボルドー近郊の幼稚園で、Twitterを使った読み書き教育が行われているという。


フランス南西部タランスのアルベール・カミュ幼稚園。

フランス文豪の名前を冠したこの幼稚園の先生は、筆記体のような手書きの文字だけでなく、デジタル時代を生きる子供たちに様々な形の文字を教えたいとの思いから、話し言葉を書き言葉にする読み書き教育にパソコンやTwitterを導入した。


また、この先生によると、この新しい教育には、Twitterなどの最新のメディアへの関心の薄い保護者に、この機会を利用して子供と一緒に学んでもらうという、もう一つの狙いがあるという。




パソコンやインターネットの普及により、子供が親の目の届かないところでインターネットを通じて不審な人物出会ったり、有害な情報に接したりといった「好ましくない経験」をする機会が増加しています。


シマンテック・コーポレーションが昨年(2011)2〜3月に日本を含む世界24ヶ国を対象に実施した「ノートンファミリーレポート 2011」によると、62%の子供がインターネット上でこうした「好ましくない経験」をしたことがあると回答しています。


ノートンファミリーレポート2011_1.png

(「ノートンオンラインファミリーレポート2011」から一部抜粋して引用)

ここでいう「好ましくない経験」とは、インターネット上での不快な経験というような意味で質問されているようなので、まだ実害は少ないと思われますが、こうした経験が子供の成長に悪影響を与える懸念はあります。


また、このレポートでは、親が子供のインターネットの利用を適切に管理する「ペアレンタルコントロール」を実践し、子供に守らせることが、子供のインターネット上での被害を減らすために有効であることが示されています。

(ペアレンタルコントロール::親が子どもによるパソコンや携帯電話などの情報通信機器の利用を監視し、その利用法や利用時間などを制限する取り組み。)


ノートンファミリーレポート2011_2.png

(「ノートンオンラインファミリーレポート2011」から一部抜粋して引用)


当然、ペアレンタル・コントロールを実践するには、子供に負けないくらいのパソコンやソーシャルメディアの知識が不可欠。

子供が成長してインターネット上で被害に合う前に、親たちも子供たちと一緒に成長し、幼少時からその利用法について話し会って欲しい。

この幼稚園の教員のフィリップ・ギエム氏の言葉には、そんな思いが込められているようです。


「保護者の方々には、子どもたちが12歳になって未来のツールを使うときに、この経験がどのように生きるか考えてほしいんです」


(上記のAFP記事から引用)


このフランスの幼稚園での新しい取り組み。

子供の安全守るとともに健全な成長を促すためには、積極的にパソコンや携帯電話といった情報機器、そして、Twitterやフェイスブックなどのソーシャルメディアの利用のあり方について、親が子供と日常的に話し合うことが世界的に求められています。

若年世代にもインターネットやソーシャルメディアの普及が進む日本でも、今後、需要が高まっていくかもしれませんね。



ちなみに、総務省は毎年、子どもたちが安心して安全にインターネットを利用できるよう、最近のトラブルの事例から、子どもたちへの指導にあたって保護者や教職員などが知っておくべき事項等を解説した「インターネットトラブル事例集」を作成し、公開しています。

絵や図を多く使われていて視覚的にも分かりやすく、子どもと親がインターネットの危険性について話しあうきっかけを作るのにぴったりな内容になっています。

お子さんをお持ちの方はご一読されてみてはいかがでしょうか?


インターネットトラブル事例集ダウンロードページ(総務省)

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/kyouiku_joho-ka/jireishu.html


また、以下のページでは、ペアレントコントロールの導入方法が詳しく解説されています。


子供さんのインターネットを安全にするペアレントコントロール

http://ratan.dyndns.info/supaiwea/internetsafety.html


参考サイト

ノートンファミリーレポート2011(PDF文書)

ペアレンタルコントロール(wikipedia)

posted by 残照 at 23:40| Comment(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

東映の特撮作品が無料で見れる!?Youtubeで無料公開に踏み切った東映の戦略とは?

「仮面ライダー」シリーズや「スーパー戦隊」シリーズなど、様々な特撮作品を制作している「東映」は、8月1日、動画共有サイトに公式チャンネル「東映特撮 YouTube Official」を開設し、同社の保有する特撮作品を順次、無料公開していくことを発表した。



東映は、この思い切った戦略に踏み切った目的として以下の3つを挙げる。


(1)過去のコンテンツを活用した広告収益


(2)無料配信プロモーションを通じた劇場への集客効果


(3)Web上に違法アップロードされたコンテンツの排除効果



確かに、インターネット上に誰でもアップロードできるようになった今日、違法アップロードされた動画を削除してもまた他のユーザによってアップロードされたりなど、対策は「いたちごっこ」になりやすい。

それなら公式チャンネルで公開し、広告収入を得たほうがコンテンツを十分に活用できるとの判断だったのだろう。


一方、サービス開始時に配信されているコンテンツは以下のとおりで、現在、テレビ作品や劇場版映画、インターネットで限定公開されたスピンオフ作品など、同社のコンテンツ合計120本が公開されている。


Youtubeで現在公開されている作品

テレビ作品(放送された年) 劇場用映画 ネット配信作品
仮面ライダーV3(1973〜1974) 電子戦隊デンジマン 仮面ライダーディケイド
仮面ライダーBLACK(1987〜1988) 電撃戦隊チェンジマン オールライダー超スピンオフ
仮面ライダーアギト(2001〜2002) 宇宙刑事シャイダー 仮面ライダー裏キバ【魔界城の女王】
仮面ライダー響鬼(2005〜2006) 宇宙からのメッセージ 炎神戦隊ゴーオンジャー【BON!BON!BON!BON!ネットでBONG!】
秘密戦隊ゴレンジャー(1975〜1977) 宇宙からのメッセージ銀河大戦
超新星フラッシュマン(1986〜1987) 恐竜・怪鳥の伝説
忍者戦隊カクレンジャー(1994〜1995) 宇宙快速船
電磁戦隊メガレンジャー(1997〜1998) 遊星王子
宇宙刑事ギャバン(1982〜1983) 遊星王子 恐怖の宇宙船
起動刑事ジバン(1989〜1990) 秘密戦隊ゴレンジャー【爆弾ハリケーン】
燃えろ!!ロボコン(1999〜2000) ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー
人造人間キカイダー(1972〜1973) 海底大戦争
宇宙からのメッセージ【銀河大戦】(1978〜1979) ガンマー第3号【宇宙大作戦】
魔法少女ちゅうかなぱいぱい!(1989) 超電子バイオマン

(仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなどの有名なものから、多くのファンに人気の「宇宙刑事シリーズ」、女の子向けの「魔法少女ちゅうかなぱいぱい」など、その作品群は多岐に渡る。また、劇場公開作品の中にはモノクロ作品もあり、東映の長い歴史の草創期の雰囲気も体験できる。)


東映は、今後も放映から3〜5年以上経過して放映権が切れたコンテンツを順次公開していくといい、最終的にはすべての作品をWeb公開することを目指す。

ただし、テレビ作品は2話ずつ1週間のみの公開で、順次、新しい2話と置き換えられるので、最初から見たい人は早めにチェックする必要があるようだ。(毎週月曜日に更新)



公開作品を確認すると、20代の人から50代に人まで、懐かしさを感させる往年の作品が満遍なくラインナップされていて、このあたりにも幅広い世代にアピールしていこうという東映の意気込みが伝わってくる。

Youtubeの各動画のページでは「東映さん、ありがとう!」、「懐かしい」などファンの喜びのコメントが寄せられ、ネットユーザには好意的に受け止められているようだ。


今回のコンテンツの無料公開は、少子化で市場規模が縮小し、新たな客層へのアピールが必要になっての決断のようですが、東映のこの思い切った戦略が功を奏するか、期待したいですね。

(サイト確認のためにちょっと立ち寄ってみたら、ついつい懐かしさにかられ、ブログ更新そっちのけで、思わずいくつか見てしまいました。やっぱりこういう童心に還ることのできる作品っていいですね^_^)


東映特撮 YouTube Official

http://www.youtube.com/TOEIcojp



参考サイト

「仮面ライダーV3」などYouTubeで無料配信 東映が公式チャンネル開設(IT Media)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1108/01/news076.html

東映オフィシャルサイト

http://www.toei.co.jp/


スーパー戦隊シリーズ(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/スーパー戦隊シリーズ

仮面ライダーシリーズ(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/仮面ライダーシリーズ

宇宙刑事シリーズ(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/宇宙刑事シリーズ

起動刑事ジバン(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/起動刑事ジバン

燃えろ!!ロボコン(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/燃えろ!!ロボコン

人造人間キカイダー(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/人造人間キカイダー

宇宙からのメッセージ・銀河大戦(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/宇宙からのメッセージ・銀河大戦

魔法少女ちゅうかなぱいぱい!(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/魔法少女ちゅうかなぱいぱい!

posted by 残照 at 06:57| Comment(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月29日

ハッカーの国際会議で子供向けハッカー教室開催決定!批判もある中で開催を決めた主催者の意図は?

毎年8月に開かれるハッカーの国際会議「Defcon(デフコン)」。

今年はアメリカ・ラスベガスで8月6日、7日の2日間にわたっての開催が予定されている。

昨年のデフコンでは、ATM(現金自動預け払い機)にハッキングする方法が著名なハッカーによって発表されて話題となったが、今年は子供向けのハッカー教室「デフコン・キッズ(Defcon Kids)」が開催されることがわかり、話題となっている。

ただし、このハッカー教室は、子供のソーシャルエンジニアリング大会(Kids Social Engineering Capture the Flag Contest)に登録できる子供を対象としたもののようで、ほとんどの子供は対象外のようだ。


「デフコン・キッズ」の企画について、ベテランハッカーのジョー・グランド氏は、

「ハッカーたちも年をとり、子どもを持つハッカーも増えた」

と述べ、多くのハッカーたちの中で、子供の教育問題への関心の高まっていることを示唆した上で、

「学校ではクラスメートから見下されたり理解されない技術を持っている子どもたちを指導してあげる機会があれば、喜ばしいことだ」

と、今回の企画の趣旨について語った。


確かに、こうした能力は一般の教育現場では理解されにくく、その能力を伸せる環境は与えられにくい。

埋もれてしまいがちな才能を伸ばすという企画には納得できる。


ところが、この子供向けハッカー教室の開催には、デフコンメンバー内でも「ロックピッキング」や「ソーシャルエンジニアリング」などの悪用されやすい技術を子供に教えてもよいのかという批判の声が上がっているという。

このような批判に対し、企業のハッカー対策を手がけるクリス・ハドナギー氏は、

「僕たちが子どもたちに悪を教えるかのように、皆身構えるが、決してそんなものではない」

と反論し、

「批評眼をもって思考し、主体的に考える。デフコンが教えるのは、こういうことだ」

と語る。

これは「十分な知識を身につけさせれば、子どもたちは自分で善悪を判断する力を身につけられる」と主張しているのだろう。

そして、ハドナギー氏は最後に次のように付け加えている。


「インターネットの世界は悪意をもったやからの温床となっている。自分の子どもたちに身につけさせたいのは、そうした世界に巻き込まれないための技術だ。相手がクラスメートであろうと、悪意を持った大人であろうとね」


これだけコンピュータが身近になっている現代、子供が全くコンピュータに触れずに成長することは不可能といえます。

また、ハッカーになる素質のある子供は、大人が教えなくても自分で技術を身につけて成長していく能力は十分あり、その技術を悪用する可能性も否定できません。

それならば、いっそのこと自分の頭で思考して善悪の判断をつけられるように正しい知識を与えるほうがよいだろう。

子供向けのハッカー教室の開催には、このような意図があるのかもしれませんね。


用語解説


ロックピッキング = ロックを鍵を使わずに不正に開けるという意味から転じた用語で、セキュリティ対策が施されたシステムに特殊な技術を使って不正に侵入すること。


ソーシャルエンジニアリング = 人間の心理的な隙や行動のミスに付け込んで、個人が持つ秘密情報を入手すること。

たとえば、個人情報を聞き取りやすい立場の者(宅配便や警察・自治体職員など)になりすまして、個人情報を聞き出したり、ATM(現金自動預け払い機)やパソコンなどの端末を操作中の人の後ろに立ってパスワードを盗み見たりする行為など、不正な手段で秘密情報を入手する方法のことをいう。

近年、有名企業や会員制ウェブサイト装った偽のメールで偽のサイトに誘導し、個人情報を入力させる「フィッシング」や、クレジットカードの磁気部分を特殊な装置で読み取り、そのデータを利用してカードを偽造する「スキミング」など、コンピュータを利用したソーシャルエンジニアリングが増加している。


参考サイト

defconkids.org(英語)

http://www.defconkids.org/

ソーシャルエンジニアリング(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/ソーシャルエンジニアリング

posted by 残照 at 23:40| Comment(0) | IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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