2013年05月01日

タイのワット・プラチェット寺院に老若男女2500人が集合!?彼らの目的は仙人を目指すこと?

タイの観光スポットとして有名なワット・プラチェット寺院(ワットポー寺院)。

この寺院の敷地内には、タイ式マッサージの最高機関でもある「ワットポー・マッサージスクール」があることでも知られている。

そんなこの場所には、毎朝大勢の人が集まってくるという。彼らは果たして何をしているのだろうか。

彼らが熱心に取り組む「仙人体操」とは、一般に「ルーシーダットン(仙人の自己整体法)」と呼ばれており、自分で自分の筋肉のこりや骨格の歪みを発見して、それを仏教的瞑想や呼吸法を取り入れた体操で治療するというもの。


毎朝8時なると、ここワットポー寺院の本堂東にあるマッサージ・サービスセンター前は、施術前のタイ式マッサージ師たちや地元の人々で賑わう。

彼らは健康のためにルーシーダットンを日課にしている人々だ。

なお、この集まりには誰でも無料で参加できるという。タイを訪れた方は参加してみてはいかがだろうか。

(参考:ルーシーダットン(タイ国政府観光庁))

日本ヌアボーランスクール講座≪ルーシーダットン≫

(古式タイマッサージを教える「日本ヌアボーランスクール」がルーシーダットンを紹介した動画。[コピーライトマーク TTMATTMA]この動画ではルーシーダットンの代表的なポーズが紹介されている。)


ルーシーダットンは、日本では「日本ルーシーダットン普及連盟」会長の古谷暢基氏がタイ語の書籍を翻訳して普及活動を始め、近年はヨガブームの並に乗り、書籍・DVDが多数発売されるなど全国的な拡がりを見せています。

ルーシーダットンについては以下のサイトで詳しく紹介されています。関心のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。


日本ルーシーダットン普及連盟


参考サイト

ワット・プラチェートゥウィモンマンカラーラーム(wikipedia)

ルーシーダットン(wikipedia)

ルーシーダットン(仙人体操)について(Yahoo JAPAN知恵袋)

ルーシーダットン(wikipedia)


DVDでわかるルーシーダットン 決定版52ポーズ

(古谷暢基氏の著書。基本的なポーズを付録のDVDで詳しく紹介しています。)

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2013年02月22日

2013年は国際キヌア年!?世界を貧困から救うかもしれない理想の穀物キヌアとは?

2月20日、国連は「国際キヌア年」を始まりを記念する行事を行った。


「国際キヌア年」は、食料・栄養安全保障や貧困撲滅、持続可能な農業の分野で高い潜在能力を持つキヌアについて、国際的に理解を深めてもらうことを目的にして、ボリビアが提案した国際年(United Nations Year)で、2011年12月の国連総会で承認された。 既にFAO(国際連合食糧農業機関)を中心に普及活動が始まっている。


キヌアは7000万年前から南米アンデス地方で育てられてきた伝統的な穀物。

ヨーロッパからやってきた植民者たちによって長い間栽培が禁じられていたとされるが、近年、その高い栄養価や水はけが良ければ痩せた土地でも育つたくましさが注目を浴び、遊牧生活が主だったモンゴルの土地でも栽培が試みられている。



■ 白米よりも豊富な栄養素を持つキヌア

キヌア(quinoa)は、タンパク質やミネラル類(カルシウム、マグネシウム、鉄分、リン、ナトリウム、カリウム)、食物繊維などが他の穀物よりも多く含まれている。これは白米の栄養素と比較するとその栄養価の高さが顕著にわかる。


キヌアと白米の栄養成分の比較

熱量(Kcal) タンパク質(g) 脂質(g) 糖質(g) ナトリウム(mg) 食物繊維(g) カルシウム(mg) 鉄(mg) カリウム(mg) マグネシウム(mg)
キヌア 364 11.5 5.9 63.5 1.7 5.4 31.8 3.75 521 175
白米 356 6.1 0.9 76.6 1.0 0.5 5.0 0.80 88 23

(出典:「大日本明治製糖 商品情報 キヌア」これを見ると糖質以外の項目でキヌアが白米を上回っていることがわかる。)


また、キヌアは白米を上回る必須アミノ酸を含み、脂質のほとんどがコレステロール値の改善の効果があるとされる不飽和脂肪酸(リノレン酸、オレイン酸など)であるなど、健康食品としても優良。

さらに、グルテンを含まないため小麦アレルギーの人でも食べられるなど、まさに理想的な穀物と言える。

(ただし、キヌアには赤血球を破壊する性質(溶血性)があるサポニンを多く含むため、調理には十分な水洗いと加熱が推奨されるという。)

photo by Bioversity International[CC BY-NC-ND 2.0]

quinoa1.jpg

(キヌアの写真。品種によって穂の色は多種多様。一房あたり直径2〜3ミリの種子を250〜500粒つける。稲の一般的な品種では、1つの穂から70〜100粒のもみが実り、1つの種子から平均6本ほどの穂が伸びるので1粒あたりの収穫量は420〜600粒となる。アカザ科の植物であるキヌアは、ほうれん草の仲間なので、両者を単純に比較できないが、キヌアも環境が良ければ米と同程度の収穫が見込めるようだ。)


photo by Emily Barney[CC BY-NC 2.0]

quinoa2.jpg

(脱穀した状態のキヌア。穂の色は品種によって異なるが、脱穀するとどれも白色扁平な円形の種子があらわれる。)


■ 健康志向が高まる日本でもキヌアの恩恵を受けている

日本でも最近は健康志向の高まりを受けて、キヌアがスーパーで当たり前のように販売されるようになり、キヌアを使用した様々な種類の加工食品も販売されるようになった。

上記の記事によると、ボリビアの年間生産量(約3万8000トン)の約3分の2が輸出されているといい、ボリビアの大統領によって欧米の食品会社が糾弾されているが、日本も南米で生産されたキヌアの恩恵を受けている国の一つであることは変わらない。

(参考:「キヌア」検索結果(Amazon),「キヌア」検索結果(楽天市場))

(九州・佐賀で天然醸造にこだわった味噌・醤油を製造する「丸秀醤油」のキヌア味噌。[写真はケンコーコム(楽天市場)のもの]

同社によると、ペルーから輸入した無農薬栽培のキヌアを発芽させ、塩とキヌア(と麹菌)のみで作られた味噌は、血圧降下作用を持ち、大豆・米・麦・そばなどの穀物アレルギーを持つ人でも安心して食べれるとのこと。同社は他にも、キヌア酢やキヌア醤油なども販売している。参考→ 丸秀醤油 キヌア味噌の紹介ページ


(キヌアと砂糖、オリーブ油のみで作られたお菓子[写真はアットホーム(楽天市場)より]。キヌアは雑穀[五穀]の一つとして、お菓子の材料になることが多く、キヌアのみで作られるものは珍しいようだ。参考→ 「キヌア お菓子」検索結果(楽天市場))


ボリビア大統領の欧米を標的とした発言は、政治的なパフォーマンスの側面があるようですが、先進国に安価で輸出された途上国の農産物が、食べ残しや賞味期限切れなどで大量に廃棄されている現状を考えると、先進国側は糾弾されても反論しにくいように思えます。

市場経済の性質上、すぐに食品会社の活動を変えることはできませんが、せめて私たちは食べ物を無駄にしない生活を心がけたいですね。

参考サイト

キヌア(wikipedia)

International Year of the Quinoa IYQ-2013(FAO Offical)

国際年(wikipedia)

お米に関する数字(北陸農政局)

posted by 残照 at 17:58| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月05日

テーブルマウンテンで記念式典が開催!?『新・世界七不思議 自然版』の正式決定が遅れている理由とは?

昨年11月に「新・世界七不思議 自然版(The New7Wonders of Nature)」に選出された南アフリカのテーブルマウンテン(Table Mountain)で、2日、選出を祝う記念式典が行なわれた。

「新世界七不思議」は、スイスの冒険家のベルナルド・ウィーバー氏によって設立された「新・世界七不思議財団(New7Wonders Foundation)」が創設したもので、ユネスコの審査に基づく世界遺産とは全く関連はない。


「新・世界七不思議 自然版(The New7Wonders of Nature)」は、2007年に文化遺産を中心に選出された「新・世界七不思議 」に続く第2弾。

2009年に決定した28の候補地を対象にインターネット(公式ホームページから投票)と電話(国際電話による投票コードの入力)で行なわれた投票に基づいて2011年11月にテーブルマウンテン(南アフリカ)や済州島(韓国)など、世界7ヶ所が選出されていた。


■ 正式決定は来年にずれ込む見通し!?正式決定が遅れている理由は?

『新・世界七不思議 自然版(自然界の新・世界七不思議)』については、以前もこのブログでも取り上げた。

(正式発表までにはまだまだ紆余曲折も!?人気投票で選ばれた意外な『自然界の新・世界七不思議』とは?

このときの記事によると、『新・世界七不思議 自然版』については、投票により7ヶ所が暫定的に決まったものの、その投票の公正性や候補地に多額のライセンス料を要求する『新・世界七不思議財団』のビジネスライクな姿勢に対して疑問を抱く声も上がっており、正式決定までには紆余曲折があるだろういう印象だった。


また、このとき公式サイトで発表されていた情報では、正式決定は今年(2012年)初めを予定していたが、2012年12月5日現在、正式決定はなされておらず、サイトには正式決定までのプロセスが公開されている状態だ。

それによると、正式決定へのプロセスの一つとして各候補地で正式決定の記念式典行うことが記されている。式典は既に上記のテーブルマウンテンも含めて6ヶ所で開催されており、正式決定は近いように思える。

(参考:The New7Wonders of Nature)


ところが、残るコモド島を管轄するインドネシア政府は、選出前からビジネスライクな同財団の姿勢に対して不信感を募らせ、選出のための宣伝活動を一切行わないことを表明しており、場合によっては新・世界七不思議財団に対する提訴も辞さないことを示唆している。

(参考:世界七不思議とコモド竜(気になるインドネシア))

この情報が確かならば、当然インドネシア政府は「新・世界七不思議 自然版」の選出を受けることはないだろう。

財団は投票の公正性の確認も行っているようなので、最悪の場合は投票プロセスに問題があったという名目で他の場所に差し替えられるということもあるのかもしれない。

自然界の世界七不思議(暫定)

登録対象 備考
済州島(Jeju Island) 韓国 2007年に『済州の火山島と溶岩洞窟群』が世界自然遺産(韓国初の世界自然遺産)として登録されている。
アマゾン(Amazon) 南米9カ国 2000年にブラジルの『ジャウー国立公園』が世界自然遺産に登録。2003年には2つの自然保護区が追加されたため、現在の登録名は『中央アマゾン保全地域群』となっている。
イグアスの滝(Iguazu Falls) ブラジル 1986年にイグアスの滝を含む『イグアス国立公園』が世界自然遺産として登録されている。なお、アルゼンチンにも同名の『イグアス国立公園』があるが、こちらは1984年に登録されている。(同名だが関連性はない)
コモド国立公園(KOMODO) インドネシア 1991年に『コモド国立公園』が、コモドオオトカゲなど希少生物の多く生息している地域として世界自然遺産に登録されている。
テーブル・マウンテン(Table Mountain) 南アメリカ この中では唯一の世界遺産未登録地。ケープタウンの南部に位置する1086mの山で1998年にテーブルマウンテン国立公園として指定されている。テーブルマウンテンは、地盤のやわらかい部分が風雨で削り取られ、固い地盤だけが台形状に残った山のことを指す名前なので、南米ギアナにも同名の山がある。
ハロン湾(Halong Bay) ベトナム 1994年に『ハロン湾』が世界自然遺産に登録されている。
プエルト・プリンセサ地下河川国立公園(Puerto Princesa Underground River) フィリピン フィリピンのパラワン島のセント・ポール山地の鍾乳洞内を流れる河川で、1999年に世界自然遺産に登録されている。海へつながっているこの河川の下流部分は、潮の干満の影響を受けて独特の生態系を形成しているため、希少生物の生息地としても保護の対象となっている。

済州島(韓国)やテーブルマウンテン(南アフリカ共和国)のような観光客増加のために積極的に活動する観光地にとっては、「新・世界七不思議」への登録による経済効果が大きいので、多少高額でもライセンス料を支払う価値があるだろう。

しかし、元々知名度が高く観光客が多く訪れるところや、観光客の増加によって自然環境の維持が困難になる場合もある自然保護区のようなところでは、多額のライセンス料がかえって負担になることもありうる。


こうした候補地それぞれの事情を考えていなかったとしたら、財団の計画は見切り発車であったと断じざるを得ない。

財団は来年の正式決定を目指しているようだが、果たして実現できるのだろうか……。


ちなみに、現在、新・世界七不思議財団は、「New 7 Wonders Cities(新・世界七不思議 都市版)」という次なる計画を進行中のようです。

(参考:NEW 7WONDERS CITIES)

ここまでくるともはや「世界七不思議」でもなんでもないような気もしますが、観光産業を活性化したい国や地域の思惑と結びついてそれなりに盛り上がるのかもしれません。こちらも決定までは紆余曲折がありそうですが、今後の展開が気になりますね。

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参考サイト

新・世界七不思議(wikipedia)

posted by 残照 at 23:19| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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