2012年06月04日

厚生労働省の「健康日本21」の計画案で注目の『健康寿命』!最も健康な期間が長い都道府県はどこ?

6月1日、政府が進める健康づくり運動「健康日本21」の第2次計画(2013〜22年度)について検討する厚生労働省の部会が開かれ、同省は制限なく健康に日常生活を送ることができる期間を示す『健康寿命』に関する目標を次期計画に盛り込む方針を示した。

「健康日本21」は、平成12年(2000)に、厚生労働省(当時は厚生省)が新世紀の道しるべとなる健康施策として新たに策定した健康づくり運動で、2013年から始まる第2次計画では、生活習慣病の予防と改善を図り、国民のさらなる健康増進を実現するために、食生活や運動習慣の改善、生活習慣病の削減目標を具体的な数値で示すことにした。

また、策定された計画案は、平成14年に制定された「健康増進法」により、各都道府県・市町村も国の計画に基づいて具体的な計画を策定する義務を負うため、そのまま地方の健康づくり計画に反映されることになっている。


■ 厚生労働省が算出した都道府県別の「健康寿命」ランキング。果たして第一位は?

今回の部会では、厚生労働省の「国民生活基盤調査」でのアンケートや年齢別の人口などから同省の研究班が独自に算出した、都道府県別の『健康寿命』が示された。

なお、『健康寿命』とは、介護を受けたり寝たきりになったりせずに、制限なく健康な日常生活を送れる期間のことで、医療費や介護給付費といった財政負担を考える上での重要な指標といえる。


都道府県別健康寿命ランキング(2010年)

順位 都道府県 健康寿命 都道府県 健康寿命
男性 女性
全国 70.42 全国 73.62
1 愛知 71.74 静岡 75.32
2 静岡 71.68 群馬 75.27
3 千葉 71.62 愛知 74.93
4 茨城 71.32 沖縄 74.86
5 山梨 71.20 栃木 74.86
6 長野 71.17 島根 74.64
7 鹿児島 71.14 茨城 74.62
8 福井 71.11 宮崎 74.62
9 石川 71.10 石川 74.54
10 群馬 71.07 鹿児島 74.51
11 宮崎 71.06 福井 74.49
12 神奈川 70.90 山梨 74.47
13 岐阜 70.89 神奈川 74.36
14 沖縄 70.81 富山 74.36
15 山形 70.78 岐阜 74.15
16 三重 70.73 福島 74.09
17 栃木 70.73 長野 74.00
18 滋賀 70.67 秋田 73.99
19 埼玉 70.67 愛媛 73.89
20 富山 70.63 山形 73.87
21 熊本 70.58 熊本 73.84
22 山口 70.47 宮城 73.78
23 秋田 70.46 新潟 73.77
24 島根 70.45 山口 73.71
25 和歌山 70.41 佐賀 73.64
26 京都 70.40 三重 73.63
27 宮城 70.40 千葉 73.53
28 奈良 70.38 京都 73.50
29 佐賀 70.34 岡山 73.48
30 広島 70.22 和歌山 73.41
31 鳥取 70.04 青森 73.34
32 北海道 70.03 岩手 73.25
33 東京 69.99 鳥取 73.24
34 福島 69.97 北海道 73.19
35 兵庫 69.95 大分 73.19
36 新潟 69.91 高知 73.11
37 徳島 69.90 兵庫 73.09
38 香川 69.86 埼玉 73.07
39 大分 69.85 長崎 73.05
40 福岡 69.67 奈良 72.93
41 岡山 69.66 東京 72.88
42 愛媛 69.63 香川 72.76
43 岩手 69.43 徳島 72.73
44 大阪 69.39 福岡 72.72
45 長崎 69.14 大阪 72.55
46 高知 69.12 広島 72.49
47 青森 68.95 滋賀 72.37

(引用:読売新聞6月2日朝刊)


都道府県別の健康寿命のトップは、男性が71.74歳の愛知県、女性が75.32歳の静岡県。

愛知県と静岡県は男女とも健康寿命が高く、愛知県の女性と静岡県の男性は、それぞれ74.93歳(第3位)、71.68歳(第2位)だった。

一方、ワースト1位は、男性は、平成17年発表の都道府県別の平均寿命で最下位だった青森県(68.95歳)、女性は滋賀県(72.37歳)で、ともにトップと3歳近く差があった。


平均寿命と健康寿命の差は、健康に問題を抱え、日常生活に様々な制限が生じる「不健康な期間」に相当し、この差が大きければこの期間が長くなるので、医療費や介護給付費などの社会保障費も増大する。 つまり、医療費や介護給付費の抑制という観点からも、この差を小さくすることが課題となる。


一方、先日公開された完全生命表によると、平成22年度の平均寿命は、男性79.55歳、女性86.3歳。

健康寿命(男性70.42歳、女性73.62歳)との差をそれぞれ求めると、男性が9.13年、女性が12.68年だった。

また、6月2日の読売新聞朝刊によると、この差が最大だったのは、男性が大分(10.3年)、女性が広島(14.55年)。最小だったのは、男性が秋田(7.79年)、女性が(10.61年)と男女とも地域間格差が大きいことがわかる。

完全生命表:生命表とは、ある期間における死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や平均して何年生きられるかという期待値などを表した資料。死亡率や平均余命などの指標で示される。

『完全生命表』は、国勢調査による日本人人口と人口動態統計の確定数をもとにして5年ごとに作成している生命表で、それ以外の年には、推計人口や人口動態統月報年計(概数)を利用して計算した『簡易生命表』が公表される。)


厚生労働省は、今回の計画案で、生活習慣病の死亡率、1日の塩分や野菜の摂取量、1日に歩く歩数など、生活習慣病の予防や心の健康に関する5分野53項目の数値目標を設定し、2022年度の健康寿命の延び幅が平均寿命の延び幅を上回ること(平均寿命と健康寿命の差の縮小)を目標に掲げています。

「健康日本21」の次期計画は、計画案の正式決定を経て、各都道府県で国の方針を踏まえた健康増進計画が策定される見通しだそうです。


医療水準の向上により、今や世界一の長寿国なった日本。

その一方で、近年は、胃ろうや人工呼吸器の利用などの高齢者への過度な延命措置の可否について議論されることも増えています。

健康で長生きする高齢者が多い国が、本当の意味での長寿国だと思います。


今回策定された第二次計画が終了するのは、10年後の2022年。

生活習慣病の予防の問題は個人の欲求に関わることなので、啓発活動だけでは難しい面もありますが、目標の達成に向けて私たちも健康に気をつけたいですね。


この記事に関連するサイト

健康日本21ホームページ(財団法人 健康・体力づくり事業財団

Smart Life Project(厚生労働省)

関連記事

厚生労働省が2010年の「国民健康・栄養調査」の結果を発表!?最も肥満率が高い都道府県は?

参考サイト

第21回生命表(完全生命表)の概況(厚生労働省)

介護いらずの「健康寿命」を延ばす 厚生労働省が目標設定(日本経済新聞Web版)

21世紀のおける国民健康づくり運動(wikipedia)

食塩摂取1日8グラム 「健康寿命」延長へ目標値(MSN産経ニュース)

厚生労働省関係審議会議事録等 厚生科学審議会(厚生労働省)


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2012年01月15日

新年に警察官の集団が大笑い!?日本でも普及が進むインド発祥の「笑いヨガ」とは?

1990年代からの続くIT産業の発展を背景に経済成長を続けるインド。

2010年のGDP(国内総生産)は1兆4300億ドル(約120兆円)に上り、世界第11位の経済大国となった。

しかしその一方で、インドでは経済成長による経済格差が深刻化し、一説には国内には一億人のホームレスがいるとの調査結果もあり、苦しい生活を強いられている人も少なくない。


そんな苦しい状況にあっても、インドの人は笑うことを大切にしているようだ。


1月1日、インド北部のパンジャブ州のジャランダールで、警官のストレス対策として、「笑いヨガ」が行われたという。

『笑いヨガ』とは、「ラフターヨガ(Laughter Yoga)」とも呼ばれ、従来のヨガの呼吸法に「笑い」を取り入れたもの。

笑うことによって新鮮な空気を体内に取り込めるので、ヨガの呼吸法と同等の健康効果を得ることができ、ストレス解消の効果も期待できるという。


一方、医学的には「笑い」には免疫機能を高める効果があることが証明されており、「笑いは副作用のない良薬」という言葉もあるほどだ。


こうした「笑い」による健康効果は、本当におかしくて笑っていなくても良いとされる。



昨年、日本は、東日本大震災や台風による自然災害に見舞われました。

復興はまだまだ始まったばかりで、被災地の方々にとって苦しい日々が続いています。

「心から笑うことができない」、「こんなときに笑うのは不謹慎だ」。

こう考える人もまだ少なくないと思われます。


しかし、こういう時だからこそ、無理にでも笑い、暗い気分を吹き飛ばすこうした健康法も、ときには必要なのかもしれませんね。




◆ ストレス解消に効果絶大!?『笑いヨガ』のセッションの中身は?



では、『笑いヨガ』は具体的にどのようなものなのでしょうか?


『笑いヨガ』体験(前篇)

(とあるネットメディアが「日本笑いヨガ協会」のセッションの様子を取材した動画の前編。様々なエクササイズと組み合わせた「笑い」が紹介されています。「すっぱい梅干笑い」や「宝くじ笑い」などインドの笑いヨガを踏襲しながらも日本の文化に合わせた「笑いエクササイズ」が登場します。こうした自由度の高さも「笑いヨガ」の魅力なのかもしれませんね。)


『笑いヨガ』体験(中篇)

(前編のづづきです。この動画では参加者の話を聞きながら「笑いエクササイズ」を構成していく過程が撮影されています。「宝くじで三億円が当たる→ 飛行機に乗ってそれを飛ぶ→ ハワイに到着→ アロハ笑い」というように、リーダーの想像力を活かして物語が展開していきます。このことから『笑いヨガ』には想像力も重要な要素となっていることがうかがえます。その他にも、「生活に役立つ笑い」やインドに伝わる(?)不思議な話し方、「笑いの瞑想」など、多彩な笑いヨガのセッションが紹介されています。)


『笑いヨガ』体験(後篇)

(「笑いの瞑想」の様子が撮影されています。「笑い」と深呼吸を交互に繰り返しています。リーダーが「笑い」のリズムを作り、それに参加者が合わせることによって深い「笑い」の世界に誘います。そして、最期に仰向けに横たわりリラックスした状態で笑い、深呼吸をして終了です。参加者からは「笑いヨガ」によって、ストレスが解消されたという感想が目立ちます。他人の前で恥も外聞も捨てて自分を開放し、思いっきり笑う。こうしたことが普段自分を抑えてストレスをためがちな現代人にとって、いいストレス解消になるようですね。)



なお、この動画のようなラフターヨガをするための集まりを「ラフターヨガクラブ」と呼んでいるそうです。

一般に、クラブの指導役は、2日間の養成講座を履修した「認定ラフターヨガリーダー」が務めます。

さらに、認定資格には、養成講座を開いてヨガリーダーを認定することのできる上位資格の「認定ラフターヨガティーチャー」もあり、こちらは、主に海外で行われる養成講座を履修する必要がありましたが、現在では、日本での「笑いヨガ(ラフターヨガ)」の普及を担う「日本笑いヨガ協会」の活動により、日本でも「認定ヨガティーチャー」の資格が取得できるようになりました。


その甲斐あってか、日本でも毎年多くのリーダーやティーチャーが誕生し、2010年10月24日現在(「ラフターヨガジャパン」調べ)、1266名のリーダーと90名のティーチャーが認定を受けているそうです。



ちなみに、日本の笑いヨガ(ラフターヨガ)を普及を担う「日本笑いヨガ協会」と「ラフターヨガジャパン」については、以下のサイトで詳しく知ることができます。


日本笑いヨガ協会

http://waraiyoga.org/


(日本における「笑いヨガ」の普及を担う団体のサイト。同協会では日本語版の関連本やDVDの販売や全国で研修・セミナーへの講師の派遣、認定リーダー養成講座の定期開催など、普及に向けた様々な活動を行っています。同協会では毎年、笑いヨガの創始者「Dr.カタリア夫妻」を招いて日本語での5日間の集中養成講座(朝7〜夜10時までの宿泊研修)を開ており、この講座を修了すれば「認定ティーチャー」の資格を取得できるようです。今年も7月に開催予定されています。)


ラフターヨガジャパン

http://www.laughteryoga.jp/

(日本で最初に「ラフターヨガクラブ」を開設し、普及活動を始めた「日本ラフターヨガの母」と呼ばれる田所メアリー氏が創設した「ラフターヨガジャパン」のサイト。ラフターヨガリーダーとティーチャーを結びつけるためのコミュニティーサイトです。ラフターヨガリーダー養成講座の日程や全国のラフターヨガクラブの紹介など、ラフターヨガについて様々な情報提供を行っています。)


参考サイト

インド(wikipedia)

「健康コラム」 第15回 笑いの健康効果(日本クリニック株式会社)

ラフターヨガ(wikipedia)

posted by 残照 at 05:44| Comment(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

熱中症とともにこの夏要注意!?若い世代に急増中のペットボトル症候群とは?

暑い夏。熱中症を予防するために水分摂取は欠かせない。

熱中症を予防するためには、ただ水分を摂るだけでなく、汗と共に体から排出される塩分も同時に補給することが大切。

したがって、熱中症予防には、適度な塩分やミネラル分が入っているスポーツドリンクが強い味方になる。

このような熱中症対策がマスメディアで喧伝され始めて久しい。


ところが、こうした熱中症対策が思わぬ健康被害につながることはあまり知られていない。


ペットボトル症候」。

正式名称は「ソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス」といい、スポーツドリンク・清涼飲料水などを大量に摂取し続けることによって発症する急性の糖尿病のことだ。

1992年頃、1型糖尿病の患者が起こす糖尿病の急性症状(糖尿病性ケトアシドーシス)のような症状で病院に運び込まれる若者が増加した。

原因を調べてみると、患者の多くが日常的にペットボトルの清涼飲料水を多量に飲んでいることわかったという。

このことから、ペットボトルの清涼飲料水との因果関係が疑われ、やがてこの症状は「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトアシドーシス」」と名付けられ、夏に注意すべき病気として医師の間で認知されるようになった。

「ペットボトル症候群」は、1型糖尿病による症状よりも軽度だというが、急激な血糖値の増加により昏睡状態に陥ることもあるという。

1型糖尿病::血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌が、極度に減少することによって生じる糖尿病で、生活習慣病の2型糖尿病と区別されている。)


スポーツドリンクを初めとする清涼飲料水には、大量の糖質が含まれており、その量は平均100mlあたり約10g。

1リットルの清涼飲料水を飲むと100gもの糖質を摂取することになる計算だ。

たとえば、角砂糖は1個3〜4g程度なので、1リットルのスポーツドリンクをがぶ飲みすると、30個以上の角砂糖を一度に摂取するのと同等の糖質を摂取することになる。


水替わりにスポーツドリンクを飲むという行為は、一見して熱中症対策として好ましいと思われがちだが、一度に大量の糖質を摂取する実際には極めて危険な行為。

しかし、こうしたことは一般にはほとんど周知されていないようだ。

これは、「ペットボトル症候群」の危険性よりも熱中症の危険性が高いからなのだろうが、こうした病気があることは見過ごせない。


夏になるとついつい飲み過ぎてしまうスポーツドリンク。

近年、若年層を中心に「ペットボトル症候群」の患者が増えているといい、専門家は「部活動をする中高生は、水替わりにスポーツドリンクを大量に摂取してしまうことが多く、毎日2〜3リットル飲んでいたりする場合は突然倒れることもありうるので注意が必要」と警鐘を鳴らす。


今年は節電の影響で熱中症の増加が懸念され、いつにもまして水分摂取が呼びかけられています。

これは反対に考えれば、同時に「ペットボトル症候群」の危険性も高まっているといえます。

もちろん熱中症対策は大切ですが、今年の夏は、「ペットボトル症候群」の予防にも気を配る必要があるようですね。


参考サイト

節電の夏、糖分とり過ぎでの“ペットボトル症候群”に注意(BusinessMedia誠)

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1107/12/news060.html


熱中症対策には味噌汁が最適!?



清涼飲料水を控えるとなると、汗ととともに体外へ排出されてしまう塩分をどう補給していくかが課題となります。

そこで、調べてみると、汗として体内から失われた塩分の補給には、体液と塩分濃度が近い味噌汁が最適だとわかりました。

とはいっても、夏に熱い味噌汁はなかなか喉を通りません。

こうした問題は、昔の人も共有していたようで、夏でも食べやすい「冷たい味噌汁」が郷土料理として古来より伝承されています。

そこで、今年の夏を乗り切るために、「冷たい味噌汁」について調べてみました。



1.宮崎県の「冷や汁(ひやじる)」


今、もっとも有名な「冷たい味噌汁」といえば、宮崎県の「冷や汁(ひやじる」でしょう。

最近はテレビなどで取り上げられることも増えているので、ほとんどの方がご存知なのではないでしょうか。

すり鉢に焼いた魚と味噌を混ぜてすりこぎですり、そのまま直火で香ばしく炙る。

そして、事前にとって冷やしておいただし汁を混ぜて伸ばす。

そこへみょうがやきゅうり、豆腐などを混ぜてよく冷やし、温かいご飯または麦飯にかけて食べるシンプルな料理です。

同じ宮崎県でも作り方や材料は微妙に異なるそうです。



ひや汁3分クッキング

(比較的シンプルな冷や汁の作り方の映像のようです。

Hiyajiru 冷や汁

(英語で冷や汁が紹介されます。外国の人が冷や汁を食べている姿はあまり想像できませんよね^_^)


2.埼玉県の「冷や汁(ひやしる)うどん(すったて)」


埼玉県の西部や北部、中央部、さいたま市大宮地区周辺など県内各所で食べられる郷土料理です。

最大の特徴は、うどんのつけ汁として食べることで、一般には「冷や汁うどん」と呼ばれていますが、一部地域では「すったて(つったて)」と呼ぶこともあるそうです。

2007年には埼玉県川島町で町おこしのための観光資源として「冷や汁うどん」を活用するプロジェクトが発足し、現在では町内の協賛飲食店で夏季限定メニューとして提供され、夏の人気メニューとなっています。


すり鉢でいりごまをすり、そのまま味噌を混ぜ、味噌をあぶらずにそのまま冷水や具材(きゅうりやネギ、みょうがなど)を加えて混ぜます。

胡麻の風味が効いたサッパリしたつゆに、ゆでて冷水でよく締めたうどんや冷麦をつけて食べます。


なお、家庭での冷や汁うどんの作り方については以下のサイトが詳しく説明されています。


冷汁うどんの作り方・レシピ(AllAbout)

http://allabout.co.jp/gm/gc/217078/


3.山形県の「冷や汁(ひやしる)」


干し貝柱、干ししいたけ、凍み豆腐(高野豆腐)、凍みこんにゃくの4種類の乾物をだし汁と醤油で煮てよく冷ましたものを、ほうれん草や雪菜、小松菜などのゆで野菜にかけた料理です。

ポイントは高野豆腐(凍み豆腐)を入れること。だし汁が染み込んだ高野豆腐はとてもおいしいそうです。

「冷たい味噌汁」ではありませんが、野菜を美味しく食べられるという点で、夏バテ対策には効果的だと思います。


発祥は江戸時代の内陸の山形県・米沢藩。

海が遠いこの地域では、生の魚介類が手に入りにくかったため、長期保存が可能な乾物と地元の野菜を活用したこのような料理が考案されたと考えられます。


ところが「冷や汁」といっても、これはもともと夏に食べるものではなく、冬の季節の野菜を使った正月料理です。

「冷たいおひたし」といったところでしょうか。

とはいえ、現在では夏でも食べるようで、夏にはキャベツやオカヒジキにかけると美味しく野菜を食べられます。


乾物は下ごしらえが大変なので、夏の暑い時には作る気にはなれませんが、現在では「ひやしるの素」が販売されていて、インターネットでお取り寄せできるので、敷居が低くなっています。



山形で夏の郷土料理といえば、「山形のだし」というものが有名です。

きゅうりやなすなどの夏野菜と、ネギやしそ、みょうがなどの香味野菜を細かく刻み、だし入り醤油であえた料理です。

とても簡単につくれておいしい、夏にぴったりの家庭料理です。


なお、「山形のだし」については山形県のホームページでも紹介されています。


おらほの自慢「だし」(山形県HP)

http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/mm_bk_data/s/img_mm_series_oraho/vol_25/dasi.html




もちろん、熱中症対策として水分補給は欠かせませんが、以上の料理は比較的塩分も多いので、汗として排出される塩分の補給にはぴったりだと思います。厳しい夏を乗り切るための鍵は、伝統的な食文化にあるのかもしれませんね^_^


参考サイト

ペットボトル症候群(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/ペットボトル症候群

熱中症(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E4%B8%AD%E7%97%87

糖尿病性ケトアシドーシス(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/糖尿病性ケトアシドーシス

冷や汁(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E3%82%84%E6%B1%81


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